ストレスと乾癬

現代社会はストレス社会とも言われていますし、生活をしていく上で様々なストレスがあります。適度にストレスがある生活は刺激になり、生きがいを感じることもありますが、過度にストレスを感じていると様々な病気にもなりやすくなります。

乾癬についてもストレスが大きく関わっていると言われています。

ストレスによってどんな反応を引き起こすのかは体質によって変わってきます。胃腸が弱ければ下痢をしやすくなったり、胃痛になったりしますし、肌が弱ければ肌に異常があらわれやすくなります。

ストレスによって体内に活性酸素が発生することで免疫の低下、ホルモンバランスの乱れ、自律神経の乱れ、内蔵の機能低下などを引き起こしていき身体の不調を招いてしまいます。

ストレスが身体に悪いというのは多くの方が分かっていることだと思います。ただ、ストレスが良くないと分かっていても自分でも気が付かないうちにストレスがたまっているということもあるはずです。仕事や恋愛、人間関係、お金、病気の不安などいろんな慢性的なストレスが徐々に蓄積してしまい、身体の不調を引き起こすこともあるので注意が必要です。

乾癬の場合もこうした慢性的なストレスが溜まって発症し、悪化することが多いようです。性格的にストレスが受けやすいという方は特に乾癬が悪化しないように注意が必要です。

乾癬になりやすい性格ってある?

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乾癬を改善させるためのストレス対策

ストレスの元を断ち切れればいいですが、それは現実的に難しい場合も多いと思います。例えば職場の人間関係が悪いからと言って仕事をやめてしまえば生活ができなくなりますし、お金の不安とかで新しいストレスが生まれてしまいます。

ストレスの原因を断つのは難しいと思いますので、考え方を変えるなどして対応していくのが良いと思います。ビジネス書とかでもよくある「他人を変えるのではなく、自分を変えろ」というあれですね。

私が最近読んだ「休む技術」という本には事実とストーリーを区別すべきと書かれていました。

事実とは客観的に起こった出来事でストーリーとは自分で作り出すもの。

ストレスを受けやすい方はストーリーを急いで作ってしまい、それを事実だと思いこんでしまう部分があるそうです。

たとえば、上司に怒られたという事実があった場合に、ネガティブな方は「上司は私が嫌いだから怒った」というように捉えてしまったりします。

この場合『上司は私が嫌いだから』という部分はストーリーなのに本人は事実だと思いこんでしまっているところに問題があるわけです。実際には部下に成長してほしいから怒ったという可能性もありますし、単に奥さんと喧嘩してむしゃくしゃしていたという可能性もあります。

同じ出来事でもストーリーをどう考えるかによってストレスの受け方は変わってくるはずです。

嫌いだから怒られたとかダメだから怒られたというストーリーを作ってしまうと自尊心が低下して気分が落ち込みストレスも大きくなります。

成長してほしいから怒ったというストーリーであれば期待されているということでストレスも少ないはずです。ネガティブなストーリーではなく、ポジティブなストーリーを作る習慣をつけることでストレスの耐性も高まってくると思います。

「休む技術」という本は休養の大切さを解説した本でストレス対策についていろいろ参考になることも書かれていたのでオススメです。
「休む」技術

ストレスを解消する方法

乾癬になってしまうと症状も苦痛ですし、見た目が悪くなるのでどんどん不安になったりしてストレスも大きくなりやすいですよね。私もけっこう漠然とした不安を抱えたり、体がかゆくなって身体的なストレスを感じることも多いです。

こうしたストレスによって症状が悪くなるという悪循環にもなりやすいのでしっかりストレスを解消させる習慣を身につけることも大事になってきます。ストレス解消法についてはネット上にもいろんな方法が紹介されていますのでそうしたものを参考にするのもいいと思います。

個人的には身体を動かすウォーキングとかを取り入れるのがいいかなと思っています。ウォーキングは有酸素運動になって血行が良くなったり、心肺機能も高まったりしますし、メリットも大きいと思います。乾癬には日光浴がいいと言われていますので、天気のいい日に紫外線に当たりながらウォーキングするのは効果が高いはずです。

日中に身体を動かすことで睡眠の質も良くなると思いますし、体力もつくので自分に自信を持ちやすくなると思います。肥満は乾癬を悪化させると言われていますのでウォーキングで身体を動かすことで肥満の予防にもなりますし、乾癬の改善につながりやすくなるのではないでしょうか。

あとは自然との接触はストレスの解消効果が高いといわれていますので自然がある公園で1日1万歩くらい歩くと足腰も鍛えることができて不安にも強くなるはずです。ほかにはカラオケで大声で歌う、好きな音楽を聞く、旅行に行くなどいろんな方法があると思います。

ストレスの解消方法は多ければ多いほどいいといわれています。自分にとってにストレス解消法をリスト化することを「コーピングリスト」といい、たくさんのストレス解消法を持っているとストレスに強くなるそうです。

少なくとも20くらいのリストがあったほうがいいそうですよ。自分なりのストレス解消法を見つけていきましょう。

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