乾癬は自殺率が高い?自殺願望をもったときの対処法
乾癬 自殺

「人は見た目が9割」という本がベストセラーになったりして、外見の重要性がことさら指摘されるようになったことで、外見的な皮膚疾患を伴う乾癬患者にとっては生きづらい世界になっているのかもしれませんね。
乾癬が重症化していて、年齢が若い方ほど自殺リスクが高くなる傾向にあるようです。
乾癬はそれほど社会的な認知度が高くないので、知識がない方からの肌が汚いという言葉や態度に深く傷ついて自尊心が低下してしまうことも多いようです。そうした心無い言動によって気分が落ち込み自殺願望を持ちやすくなるそうです。
あとは乾癬になることで人目に触れたくないという思いが強くなって引きこもりがちになりやすいというのも影響しているようです。
引きこもりがちになることで太陽を浴びる機会が少なくなり、セロトニンが減少して気分が落ち込みやすくなって活動量が減り、不安でストレスが蓄積して乾癬が悪化さらに引き込まってしまうという悪循環にもなりやすくなってしまいます。
こうした悪循環が続くことで精神的にも追い込まれてしまい自殺願望をもってしまったり、実際に自殺に踏み切ってしまう方もいるようです。
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私が自殺願望をもったときの話
私も自殺願望を持ったことがあります。ただ、私の場合はものすごい強い自殺願望というほとではなく、「このまま死んだほうが楽になれそうだなあ~」みたいなゆるい感じでした。厳密にいうとこういうのは「希死念慮」といって自殺願望とはまたちょっと違うらしいです。この「希死念慮」の段階が進んで「自分の手によって」具体的な方法論を真剣に考えるようになると自殺願望というそうです。
私が自殺を意識したのは2016年の冬頃です。この時は精神的にもかなり落ち込んでいてとにかく動くのも億劫でした。体重が66キロ(現在は56キロ)くらいあって、食事制限とかも運動とかもまったくしておらず、乾癬がひどくなる一方でした。
風邪をひいたりしたことで一気に乾癬が悪化して、それを見てさらに不安になり、精神的に落ち込んで引きこもりになるという悪循環になってました。風邪薬を飲んで数日寝込んでいる布団のなかで「死にたいなあ」ということを考えてました。
風邪が治って体調が良くなってくると乾癬の症状も徐々に改善していき、死にたいという気持ちもなくなっていきました。
ちなみに今はこうした「希死念慮」や「自殺願望」はもっておらず、なんとかして乾癬を改善させて健康になろうと強く思っています。
自殺願望をもったときはどうすればいい?
自殺願望について調べてみたところ、将来への絶望・無力感、孤独感があると死にたいという気持ちも強くなりやすいようです。乾癬の場合、不治の病とも言われていますし、絶望・無力感を感じやすいと思いますし、周囲の目が気になるということで孤独感も感じやすいと思います。
自殺願望をなくすためにもこうした将来への絶望・無力感、孤独感をなくしていくというのが必要になるといえそうです。
乾癬は必ず治ると信じて生活習慣などの改善を進めていき、人目を気にし過ぎないで周囲の人と良好な関係を築くというのも大事になってくるのではないでしょうか。
自分ではどうしようもできない場合には周囲に相談して、医療機関などを受診しましょう。カウンセリングなどで自分の気持ちを吐き出すことで気が楽になるはずですし、精神的にも安定するはずです。
乾癬はときに死にたくなるくらいつらくて苦しい病気ですが、実際に完治した方も多いですし、将来は明るいと信じて前向きに治療を進めていきましょう。
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2017年10月14日